長風呂は実はNG!美肌づくりのための正しい入浴

気持ちがよくなり、リラックスもできるので、お風呂が大好きという人は多いですよね。

美容やダイエットにも効果があると聞いて、毎回、長々とお風呂に入っている人もいるのではないでしょうか。

しかし、バスタイムが長いことは本当に美容やダイエットに効果があるのでしょうか❓

誤解している人が多いですが、長風呂は決して美容にいいことでもありませんし、健康にもいいことではありません。

間違った入浴法を続けていると、肌荒れやシワ、くすみの原因になったりするのです。

今回の記事では、入浴に関する誤解を解き、美容のために正しい入浴法をご紹介します。

美容にいいようで悪い入浴法

%e3%83%80%e3%83%a1%ef%bc%81お風呂に長く入るのは美容にいい。というイメージを持ちがちで、美容には逆効果となる入浴をしている人も少なくありません。

例えば、次のような入浴法をしたりしていませんか❓

熱いお風呂に肩までつかり、ゆっくりと入る

熱いお風呂に長い間つかっていると、肌を守り、保湿の役目をしている表皮部分のセラミドが流れ出してしまい、肌が乾燥する原因になります。

それだけでなく、心臓にも負担がかかるので、熱いお風呂に長時間入るというのは、ヘルスケアという点でもいい方法ではありません。

お風呂につかって十分に肌を柔らかくしてからしっかりと肌を洗う

お湯で温まり、ふやけた肌はとてもデリケートな状態となっています。そんな肌にナイロン製のタオルでごしごしふいたりすると、肌を傷つけて肌荒れやかゆみの原因となり、かえって逆効果になります。

特に、乾燥肌で困っているという方は、お風呂につかる前か、あまり長いことつかっていないで早めに体を洗うようにしましょう。

肌が弱い人は、タオルをつかわずに手やガーゼで洗うだけでも十分に体はきれいになります。

半身浴

汗をよくかくのが美容にいい。と信じて、汗をかきやすい半身浴を生活に取り入れている女性も少なくないようですが、

実は、汗はかけばかくほど、汗腺が活発になり、さらに汗をかきやすくなります。

汗でメイクが崩れたりするのがいやなら、半身浴はかえって逆効果。ということになりますね。

 

入浴前後に飲むといいもの、悪いもの

美容のための入浴法として一工夫したいのが、入浴前後の飲み物です。

まず、入浴前に飲んでおきたいものは、緑茶です。入浴後でもいいです。

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緑茶に含まれるカテキンには美肌効果がありますが、普段飲むときに比べて、入浴時には吸収力が7倍になります。

逆に入浴前後で飲むとよくないものは、お酒です。これは美容というよりは、健康上の問題ですが。。

風呂上りのビールが大好き。という人は男女を問わず多いですが、入浴前はもちろん、入浴直後もあまりいいことではありません。

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入浴時は血行がよくなっており、これにさらに血行を促す効果のあるアルコールが入ると、血行が良すぎることになってしまい、心臓や血管に多くの負担をかけることになります。

特に、入浴前に飲んでお風呂に入ると、お酒が回りすぎてしまって転倒事故の原因になったりします。

入浴後の飲酒は、食欲を通常以上に増進しますので、ダイエットをしている人も気を付けたいですね。

入浴後にお酒を飲むときには、お風呂を出てから最低30分は時間をあけて飲むようにしたいものです。

 

知っておきたい適切な温度と入浴時間

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日本人が熱くてちょうどいいお風呂の温度と感じる温度は、42度だそうです。

しかし、42度という温度は肌には負担がかかる温度で、肌に必要な水分や皮脂が失われてしまう温度なのです。

本来必要な皮脂が失われてしまうと、それを補うために皮脂が分泌し、そうなるといわゆるテカリになってしまいますし、こじわやくすみの原因にもなるのです。

ですので、お風呂の温度は41度以下がいいです。熱いと感じるようなお風呂には長時間入らないようにしましょうね。

また、お風呂が好きで1時間も2時間も入っている人もいますが、これもあまりいいことではありません。

やはり水分や皮脂が流出する原因になりますので、肌が乾燥したり、心臓にも負担をかけてしまうのです。

入浴時間は長くても15分程度に抑えましょう。

一番風呂に入るなら、かんたん一工夫

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一番最初にお風呂に入る一番風呂。誰も入っていないお風呂に入るのできれいなような気がしますが、実は肌や髪にもいいことではありません。

お湯である水道水には殺菌や消毒のために微量の塩素が入っているのですが、この塩素は肌や髪から皮脂や皮膚のミネラル分を奪います。

その結果、髪がパサついたり、肌が乾燥したり、しみやシワの原因になるのです。

誰かが先に入ったお風呂ですと、その人のたんぱく質や脂質がお湯の中に流れ出て、塩素と結ぶついており、その分、塩素が減少しています。ですので、一番風呂以降のお風呂のほうが、肌にやさしいのです。

また、特に冬場はお風呂場はバスタブの中はお湯がたまっていて温かいですが、その他の床などは冷えています。この温度差は心臓や血管に負担をかけます。

温度差のため、血管が収縮してしまうのです。たまに、お年寄りがお風呂場で倒れる。といったことが起きますが、これはこのことが原因です。心筋梗塞や脳梗塞になってしまうんですね。

一人暮らしの方はいつも一番風呂に入ることになると思いますが、そういう方は浴室内を十分にあたため、そしてお湯には入浴剤を入れてから入るようにしましょう。

みかんの皮など、かんきつ類の皮でも代用が可能です。塩素を中和させる効果があります。

メイクは落とす前にお風呂に入った方がいい❓

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体があたたまると毛穴が開き、顔の隅々まできれいになるような気になることから、メイク落としはお風呂に入ってからという人も少なくありません。

しかし、実際にはメイクのせいで汗が十分にかけず、毛穴は思うように開いていないのです。

美肌のためには、メイクをしっかりと落としてからお風呂に入った方がいいです。

体を洗うのにタオルは不要!

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体をあらうときにナイロン製のタオルでごしごしと洗っている人も少なくないですね。

そのほうがしっかりと汚れや垢がとれるから。と思っている人が多いからでしょう。

しかし、摩擦が強いと肌に傷がついてしまい、乾燥やかゆみの原因になります。とりわけ、お風呂で肌がやわらくなっているような状態は、肌がいたみやすい状態です。

肌を傷つけないような正しい洗い方は、十分に石鹸を泡立てて、手のひらでカラダを洗うことです。

また、もともと肌が乾燥しやすいとか、肌にトラブルがあるという人は、湯船につかる前にカラダを洗ってから入るようにしましょう。肌トラブルを防ぐことができます。

お風呂上りの保湿もしっかりと

74f04533cf0d270c4702996f7233bba5-e1456720350230湯船につかるのはもちろん、シャワーを浴びるだけでも、肌を守る皮脂やセラミドは肌から流出してしまいます。特に、乾燥しやすい冬はそうなりがちです。

冬に肌がひびわれてしまって、びっくりした。という経験を持っている人も多いのではないでしょうか❓

ですので、お風呂から出たら、水分をさっとタオルで吹いたら、ボディクリームを塗って保湿を怠らないようにしましょう。

また、見落としがちですが、お風呂上りに着る服やパジャマなども材質には気を付けたいです。ウール製の厚手のパジャマや部屋着は肌への刺激が強いです。服には気を付けていても、ウール製の布団カバーやまくらカバーに肌が触れることもありますね。

肌に優しいのはコットン素材です。服を選ぶ時にも意識して買うようにしたいですね。

美容や健康のためには外見はもちろん、精神的なことも非常に影響してきますので、お風呂に入って気分転換やリラックスすることは美容や健康に効果的ですが、何事もやりすぎはかえって逆効果です。

正しい方法で、毎日の入浴から美肌を作っていきましょう。

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