人間関係が原因で会社を辞めたい…そんなときの相談相手は誰が良い?

職場の人間関係が辛くて、会社を辞めたいという新入社員の方はとても多いのではないでしょうか?

平成26年雇用動向調査結果の概況によると、24歳以下の男女の多くが「職場の人間関係が好ましくなかった」ことを理由に会社を辞めていることが分かります。

では、「人間関係が理由で会社を辞めたい…」と思ったとき、あなたはまず何をしたら良いでしょうか?

退職届を出そうとしているあなた、ちょっと待った!

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もう嫌だ!辞めてやる!その勢いで退職届を出そうとしているあなた、ちょっと待ってください。
社内の人間関係がきっかけで、そのまま仕事をやめるのって、実はとっても勿体無いんですよ。なぜならあなたは、社会人になって、人間関係でトラブルが発生した際の解決策を知らないのですから。

よく、「転職して人間関係が良くなるとは限らない」と言いますね。これは事実でしょう。転職先が天使のように良い人ばかりとは限りませんからね。
ひょっとしたら、転職先にも自分と相性の悪い人がいて、あなたはまた同じ思いをしてしまうかもしれません。そんなとき、解決方法がわかっていなければ、また会社を辞めることになるかもしれません。。

でも、職場の人間関係トラブルの解決方法って、どうやって学ぶんだ・・・とお悩みのアナタ。今の職場はちょうどいいことに(?)人間関係でいざこざが発生しているじゃありませんか。これはピンチではなく、チャンスです。

「会社で人間関係が上手くいかないとき、どのように行動したら解決するのか、又はどのように行動したら解決しないのか。」

これを学ぶことが出来る絶好の機会が到来しているのです。利用するほかありません。

まずは誰かに相談しよう

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今回は、人間関係トラブルの解決手段の一つとして「人に相談する」という方法を使いましょう。
他にも手段はあるかもしれませんが、新入社員はこの方法を使うのがベストでしょう。なぜなら、新入社員は、相談したら話しを聞いてもらいやすい立場にいるからです。

新入社員のうちは、悩みや苦しみがあるのは当然です。普通の上司や先輩は、新入社員が藁をもつかむ思いで手を出したら、きっと優しく手を差し伸べてくれるはず。

しかし、ここで重要なのは、「誰に」相談するか。相談相手を間違えると大変なことになってしまいます。このあたりも、実際に相談してみたら分かることですが、予めどんな人を相談相手に選んだら良いかは、知っておいて損はありません。相談相手を間違えてしまうと、場合によっては今より辛い思いをするかもしれませんしね。

では、どんな人を相談相手にしたら良いかについてご紹介したいと思います。

人間関係・退職に関する相談相手にふさわしい人物とは

では、早速相談相手にふさわしい人物の特徴について紹介したいと思います。
まずは絶対条件からご紹介します。

【絶対条件その1】口が固い人

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どこの会社にも、口が軽くてあちらこちらに言いふらすスピーカーのような存在がいます。
そんな人に、人間関係や退職に関わる繊細な相談をしてしまってはいけません。
あっという間に広まり、伝わってほしくない人にまで自分のことが伝わってしまうでしょう。
必ず口が固い人を相談相手に選びましょう。

【絶対条件その2】コミュニケーションに対して自信家でない人、我が強くない人

我が強い人
「人間関係なら俺に任せておけ!コミュニケーション能力なら長けている!」
と、豪語するような人は、自分に絶対的な自信があるので、己の解決策を押し付けてきます。その解決策が自分に合っていれば良いのですが、大体、破天荒な方法を提案してきます。

人間関係で悩み苦しむ方は、繊細な方が多いでしょう。自信満々な人がするような荒業は合わない場合が多いです。
自信家な人ではなく、自分に寄り添ってくれるような人を選びましょう。

さて、相談相手に選ぶべき人の絶対条件はお分かりいただけたでしょうか。
次は、社内編・社外編に分けて、ベストな相談相手の特徴を挙げます。

【社内編】人として尊敬できる上司・先輩

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人生経験が豊富で、同じ会社で長く働く上司には一つ相談するべきでしょう。
また、同じような経験をしてきたであろう、年齢の近い先輩に相談するのも良いですね。
しかし、上司・先輩なら誰でも良いわけではありません。ここで大切なのは、「人として尊敬できるかどうか」です。

「仕事は出来るけど、人間的に尊敬できない」、「一人の大人として見た時、将来こんな人間にはなりたくない」、という人には相談しないほうが良いです。なぜなら、その人とはきっと大きく価値観が違うことが予測されるからです。

尊敬できない、将来こうなりたくない、と思ってしまうのは、あなたと価値観が異なるから。会社には色んな人がいるので、価値観の合う人合わない人がいると思いますが、わざわざ価値観の異なる人の元へ相談に行かなくても良いです。行っても検討違いな答えが返ってくるだけです。きっと何を聞いてもあなたは批判的に捉えてしまうでしょう。

しかし、人として尊敬できる上司、将来こうなりたいと思える先輩からのアドバイスや解決策は、すんなり受け入れることができます。職場の人間関係トラブルは、仕事上で生まれた悩みといえど、根本は「人」が抱える心の悩みです。
「一人の人間として」信頼できる、尊敬できる人を相談相手にするのが良いです。

【社外編】社会人経験のある親・家族

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新入社員のときに「もう人間関係が辛いから、仕事をやめたい」と言うと、「もう少し頑張りなさい」と言われることが目に見えている方も多いかもしれません。

自分で決めて入社した会社なんだから、一度入ったら長く続けてほしい。それが家族の本音です。しかしその一方で、体調や心をボロボロにしてまで働かないで!という気持ちもあります。

社会人経験のある家族なら、きっと親身になってあなたの話しを聞いてくれるはず。家族に相談してみるのはとても良いことだと思います。

【社外編】社会人経験のある年上の人

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同世代、離れた世代問わず、社会人経験のある社外の人に、今の自分の状況を相談するのはとても良いことです。社外の人だからこそ言えることは多いと思います。あなたの意見をしっかり受け止めてくれるでしょう。

その際、社内で相談すべき相手と同様に、人として尊敬・信頼出来る人を選びましょう。

こういう人はダメ!NG相談相手の特徴

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では、最後に「この人は相談相手にふさわしくない」という人の特徴を紹介します。

【NG相談相手その1】仕事・会社に対して前向きでない同期

きっとあなたを引き止めるでしょう。それは、仲間がいなくなってしまうから。または、自分の仕事が増えるから。
あなたのことをあまり考えずに相談を受ける可能性が非常に高いので、仕事に対して前向きでない同期を相談相手に選ぶのはやめましょう。

【NG相談相手その2】同世代の友人

同世代の友人と会社や仕事のことを話すと、大体がただの愚痴会になって終わります。
愚痴会の勢いで「よし!やめよう!」と決断してしまっては何の解決にもなっていません。
今回は、解決策を学ぶために、人に相談するのです。同世代の友人は出来るだけ控えましょう。

【NG相談相手その3】社会人経験のない人

きっとあなたの苦労を理解してもらえません。中途半端なアドバイスをもらうことになるでしょう。同じような思いをしてきた人、苦労を積み重ねてきた人だからこそ、タメになるアドバイス・解決策を提示できるのです。
相談相手は、社会人経験が豊かな人にするのがベストです。

まとめ

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あなたが明日から相談すべき相手は、誰だか分かりましたか?
一度は「辞めてやる!」と腹をくくった会社です。言うだけ言わなきゃ損ですよ。
それで、解決したらラッキーですし、解決しなかったら辞めてしまえばよいと思います。

相談することで、何かを得ることが出来るのは事実。
まずは、あなたの深い深い悩みを打ち明けることからはじめましょう。

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